【雑談】化学メーカーが舞台の小説を読もう

雑談

こんにちは。化学系女性エンジニアのころ太です。

化学メーカーの特に製造現場となると、入社するまでどんな職場なのかよくわからないですよね。工場が舞台の連続ドラマはだいたい町工場だし…

そこで、私が就活生におすすめしている、化学メーカーが舞台の小説3作品をご紹介します。化学メーカーにお勤めの方にとっても、高度経済成長期の会社を扱うほぼノンフィクション小説ですので、希望に満ちていてモチベーションにつながると思います!

炎の経営者

日本触媒を舞台とした作品。主人公(社長)は化学工学出身のプロセスエンジニアです。関西の中小無水フタル酸メーカーから、石油化学メーカーとしてエチレンオキサイド、エチレングリコールを生産する大企業になるまでを描いた長編です。日本に石油化学が興る時期はこんな感じだったのか!と胸が熱くなります。

実は2017年に1話完結のドラマ化されていたようです。結構最近なのに知りませんでした。

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バンダルの塔

三井物産、東洋曹達(東ソー)、三井東圧化学、三井石油化学(三井化学)からなるIJPC(イラン・ジャパン・ペトロケミカル・カンパニー)の顛末を記した作品。わりとあっさりした小説ですが、海外プロジェクトの規模の大きさ、異文化と接する難しさなど、小説で体験するとより身近に感じられるような気がします。

生命燃ゆ

こちらは昭和電工が舞台です。主人公は計装エンジニアで、エチレンプラントの制御システムを担当。大分のコンビナート立ち上げから、中国・大連への技術輸出など、国産技術が認められ、徐々に大きな仕事を成し遂げられるようになっていく様子に心打たれます。

「働き方改革」なんて聞いたら烈火の如く怒り出しそうな主人公で、働きすぎて身体を壊すのですが、天職に出会えた人は結局幸せなのだろうと感じさせられます。

1992年に1話完結のドラマ化されています。

その他の高杉良作品

高杉良の作品しか紹介しておりませんが、おそらく彼しか化学メーカー小説を書いていないのではないでしょうか。(出光興産は『海賊とよばれた男』がありますが)

Wikipediaによると、高杉良は石油化学新聞で編集長まで勤めたそうです。その経歴も納得の取材力です。

紹介した作品は全て読んだことがあるものですが、下記はまだ読んでいない化学メーカーが舞台の作品です。

  • 『虚構の城』 出光興産
  • 『懲戒解雇』 三菱油化(三菱ケミカル)
  • 『対決』   セントラル硝子

まとめ

高杉良作品のうち、化学メーカーを舞台にしたノンフィクション小説を3作品ご紹介いたしました。

仕事をすればするだけ成果が出ていた高度経済成長期の雰囲気を味わえて、前向きな気持ちになれます。一方で、その時代らしい女性蔑視や長時間労働の称賛などもやもやする部分も多いです。とはいえ、それを補って余りあるリアリティ、熱量をもった小説ばかりだと思います!

これらを読むことで、自職場も長い歴史と先人達の努力があって成り立っているのだとしみじみ感じられるようになります。

また、就活生が読めば、製造現場の仕事を想像しやすくなるのではないでしょうか。

興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。

ご安全に!

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