【Tips】技術的な疑問について検索する方法

情報収集

技術的な情報を知りたいとき、Googleで検索してもうまく欲しい情報に行き当たらないことが多くありませんか? 私もよくあります ^^;

そこで、欲しい情報を手に入れるために、私がどんな工夫をしているのかお伝えしたいと思います。

一番使うGoogle検索

英語で検索しよう!

まずは、検索に使用する言語は日本語ではなく英語のほうがよいでしょう。検索ワードによっては、英語は日本語の1000倍以上の検索結果数になることもあります。

今回は「スチームエジェクターってどんな仕組みで真空を作っているのだろう?」という疑問を解決したい、という設定で話を進めていきます。

日本語では「スチームエジェクター 仕組み」、英語では「steam ejector mechanism」と検索したところ、下図の通りそれぞれ1,530件、2,280,000件と、実に1500倍程度の差が出てしまいました。

また、それぞれのトップ表示のページを開いてみると、どちらかといえば英語のほうがより詳細で、知りたい情報に近い情報が得られているかと思います。

各種エジェクター | 製品情報 | 株式会社北斗
ポンプ等の電気・機械的駆動に頼らず、高圧流体の力を利用して低圧の流体(液体や気体)を吸い込み、中圧にて排出することができる流体装置です。様々な流体(液体・気体)を駆動源にすることが可能で、輸送・混合・減圧真空・昇圧等、用途も多岐にわたります。
ScienceDirect

今回のように機器の仕組みを調べる場合、日本語で検索するとメーカーのカタログ程度の情報しか得られない印象です。

ただし、英語で検索した場合の検索結果も、まだ少し知りたいことからは少し離れているかもしれません。今回の場合、複数の書籍からの抜粋を集めたもの?であり、有用な情報は多数あるものの、まとまりがありません。

疑問文で検索しよう!

先ほどは「steam ejector mechanism」という検索ワードで検索してみましたが、「How do steam ejectors work」だとどうでしょうか。

下図に示すとおり、検索結果数はほとんど変わらないものの、上位表示されるページが変わってきます。

後者の1位表示ページが下記です。

Find Out How Steam Ejectors Work | Nash
Steam ejectors and ejector/vacuum pump hybrids are the ideal solutions for the most demanding applications

いかがでしょうか。前項の検索結果よりもコンパクトに、図解や数式を用いてわかりやすく説明されているように思います。

Googleのアルゴリズムについては全く無知で単なる経験則なのですが、以下のような疑問文の検索ワードを用いると欲しかった情報が得やすいと感じております。

  • How does 〇〇 work?
  • What is the principle of 〇〇?
  • Why do we use 〇〇?
  • What is the purpose of 〇〇?

Youtubeも使ってみよう

職場だとなかなか視聴するのが難しいかもしれませんが、Youtubeにも良い情報がごろごろ転がっていますので、ぜひ活用しましょう。

特に機器の仕組みを知りたい場合など、3Dのアニメーションがあればかなり理解を助けてくれます。

Youtubeの場合も、Google検索と同様に英語で検索することをおすすめします。

試しに「How does steam ejector work」で検索してみた結果が下図です。

トップ表示だった動画がこちらですが、サムネイルだけでもわかるように、アニメーションでかなりわかりやすく説明してくれています。

英語ではありますが、Youtubeの機能で英語字幕を自動生成する機能があるので、英語が苦手でも理解できるかと思います。リスニングの練習にもなって一石二鳥ですね。

海外の知恵袋的サイト

これはおまけですが、英語でGoogle検索すると、海外の知恵袋的な、Q&Aサイトがヒットすることがあります。下記のようなエンジニアリング特化型のフォーラムだと、知恵袋よりもずーっと専門性の高いお悩みが解決されているのを見たりします。結構面白いので覗いてみてください。

Eng-Tips Engineering Forums
Eng-Tips engineering forums is an intelligent work forum community for engineering professionals of all disciplines.

まとめ

なにはともあれ、技術情報が欲しければ、日本語ではなく英語で検索してみよう、とおすすめしてみました。

英語が苦手な場合であっても、ブラウザの翻訳機能を使えば一瞬で日本語になります。現在の自動翻訳技術は、おおまかな情報を捉えるためには十分な品質だと思いますので、無理に英文を読まずに翻訳してしまって、必要な部分だけ原文を読めばいいのではないでしょうか。

…これも「日本語で技術記事を書けば検索で上位表示されるかも」ということの裏返しですね ^^

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